今後の新型コロナウイルス感染症対策について
2023年5月8日より新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけが
季節性インフルエンザと同じ5類に変更されたことは皆さま周知のところかと思います。
それに伴い日本バスケットボール協会(JBA)で第6版まで発表されてきた
「新型コロナウイルス感染症に関するJBAバスケットボール事業・活動実施ガイドライン」も
廃止となる旨が2023年5月12日付けで発表されています。
日常における感染対策については主体的な選択を個人の判断に委ねることになるためという趣旨です。
一方で必要となる情報としては下記のような事柄が挙げられております。
(競技活動にかかわる要点を整理しました。)
*マスク着用は個人の判断に委ねることを基本
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人やチームの判断が尊重されるように配慮
レフェリーも競技会として着用を求める場合以外は個人の判断
*手洗いなどの手指衛生や換気は基本的な感染対策として引き続き有効なため励行
*競技会等における施設入場時の検温、入り口での消毒液の設置、またアクリル板等の仕切りの設置は原則撤廃
*陽性判定を受けた場合は、発症の翌日から5日間は外出を控え、症状が軽くなってから24時間程度は外出を控える
10日間が経過するまではウイルスを排出する可能性があることから、
できるだけマスクを着用し、人混みは避け、高齢者等との接触は控える
*以下に該当する「体調不良者」は、競技会、練習・試合等への参加を見合わせる
(ア) 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状
(イ) 重症化しやすい方(基礎疾患がある人など)で、発熱やせきなどの比較的軽い風邪症状
(ウ) 比較的軽い風邪が続く
※体調不良者は発症から数えて2日、および症状消失後より数えて3日間は活動を休み、自宅療養を推奨
コロナウイルス感染症がなくなったわけではなく、今後も流行の可能性はあると考えられています。
感染による競技活動の中断なども引き続き発生し得る問題と思われます。
上記のような方針に沿って適切な対応を取りつつ、
また今後の時期につきましては熱中症対策などもまた十分に配慮しつつ対処されていくことを医科学委員会としても推奨いたしております。
2023年5月
千葉県バスケットボール協会 医科学委員長 蟹沢 泉